Interview

鳥山畜産食品株式会社様

ECサイト:トップページ

2018年に独自ドメインの自社ECを立ち上げられたものの、集客力・ブランド力が弱いため販売が伸び悩んでいらっしゃいました。モールへも出展されていましたが、独自のECサイトで売上を伸ばすノウハウをお持ちでなかったので、「赤城牛・赤城和牛」のリブランディングを機会に、独自ECサイトのリニューアルと運用をご依頼いただきました。
リニューアルは、既存のECサービス(ShopServe)を継続利用して、テンプレートを改変するかたちで行いました。JavaScriptを駆使して、標準テンプレートでは実現できないUIデザインを実装。
加えて、販売増に必要なコンテンツを開発、リニューアル後の売上向上を果たしています。

ECサイト:
akagigyu.jp

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Web施策について

サイトリニューアルから続くデジタルブランディングの一貫として、UX向上を全般的にご支援させていただいております。これらの施策により、重要な売り上げ期間における成果を最大化しました。

【WEB広告の最適化】

広告キャンペーンの戦略ポートフォリオを再構築し、アカウント構造を最適化しました。さらに、様々な調整や新たな広告プロダクトの導入を行うことで、同予算内での成果としてCV数が8.2倍に増加し、さらにCVR(コンバージョン率)が0.27%から1.96%に向上しました。

【SEOによるコンテンツ戦略】

戦略的なキーワードをターゲットにしたページを制作し、テキストコンテンツの充実、難易度の高いキーワードにも対応するためのページを追加するなど、トランザクションを重要視したチューニングを実施。お中元時期における自然検索CVRを1.98%から3.19%、年末時期においても3.33%から4.19%へと向上させました。

【効果的なメールマガジン戦略】

他社からの運用を引き継ぎ、ハイシーズンの1Q(10月〜12月)において、前年比でトランザクション数を2.6倍、収益を1.8倍に増加させ、CVRも8.38%から12.89%へと大幅に向上させました。

メールマガジン
LP:ブロック肉特集

グラフィック施策について

WEBでの認知から購入後までのトータルなCXデザインとして、パッケージデザインや同梱物、ギフトボックスのデザインもご依頼をいただきました。

【パッケージ】

ハンバーグやローストビーフなど加工品のパッケージについて、ギフトニーズや店頭での差別化を念頭に、体験価値を向上するデザインとして制作をさせていただきました。

【同梱物】

お届けしたお肉をおいしく召し上がっていただくための、しおりやレシピなど同梱物のフォーマットデザインを、当社にてご提案させていただきました。

【ギフトボックス】

年末限定の特別商品専用のギフトボックスをデザインいたしました。箱の内側や中敷きにも印刷を施し、箱を開けて中身を取り出す度にメッセージに出会えるという仕掛けをご提案いたしました。

すきやきセットパッケージ
Interview

きっかけは課題解決に向けた「熱量」と、「一緒に作り上げる姿勢」。
売上150%を達成しパートナー的存在に。

※前年比

鳥山畜産食品株式会社様コスミックエンジンとの出会いや、会社の課題がどのように解決されたか、その他どのような好事例があったかを、広報担当井上様に伺いました。

コスミックエンジンとの出会いは2020年でした。
「ECサイトのリニューアル」という案件からのスタートでしたが、リニューアル前にあった御社の課題を教えてください。

井上様:2020年以降コロナ禍に入り、飲食業やホテル業が下降をたどる中影響を受け、売り上げの要である卸売業が苦戦するという状況に追い込まれました。
そこで、BtoCにも販路を拡大すべく、社内でもBtoC部門を立ちあげるなど、打開策を模索していました。
そんな中、各家庭・個人への認知を広め、売り上げを伸ばすために、当初あったECサイトの使い勝手や見栄えを良くしたいと考えました。

消費者に向けてのメッセージの一部:現公式サイトより
https://akagigyu.jp/hpgen/HPB/entries/1.html

ECサイト作成を依頼する前に気になっていたこと、不安に感じていたことはありましたか?

井上様:BtoC部門を立ち上げたものの、普段卸売業を行っているので、全く違う分野(デザイン、Webマーケティング、プロモーション、サイト運用など)の専門知識や人材が足りていなかったことが不安でした。

前問を踏まえて、コスミックエンジンにECサイト作成を任せようと思ったきっかけ、最大のポイントを教えて下さい。

井上様:コンペを行い、デザイン会社など複数社で相見積もりを行いました。
その中にコスミックエンジンの提案があったわけですが、一つめの決め手は「イメージが詳細」だったことです。
ECサイトで何をどう消費者に伝えるか、“ブランド”や“ストーリー”を大切にしながら、一番詳細なイメージを提示されました。
また、私たちの会社の課題感やニーズを汲み取り、課題解決にかける「熱量」が高かったことも、お願いしようとしたもう一つの決め手になりました。

2021年6月にECサイトが完成した後、ECの運用(ECサイトなどの各コンテンツ制作、プロモーションなど)もお任せいただくことになりました。それ以前にECの運用で抱えていた課題はありますか?

井上様:ECサイトがリニューアルし、見栄えも使い勝手もよくなりました。
しかしその効果があるのか、専門知識のリソースがなく結果の判断ができませんでした。
売り上げが伸びるにつれさらなるプロモーションやマーケティングの専門家が必要になっていたのです。

リニューアル後のECサイト

ECの運用を任せようと思ったポイントはどこにありましたか?

井上様:まず、一つ目の決め手はECサイトの完成度が高かったことです。とても綺麗になったと思います。
二つ目は、ECサイトを任せた時に既に運用のことも予想し話されていて、専門性が高いと感じたからです。
三つ目は、商品企画の提案なども積極的に行ってくれました。ブランドの強みを活かした商品で、現在では主力商品の一つです。
四つ目は、担当者が歩み寄った姿勢でさまざまな助言や提案をしてくれ、勉強になることが多々あったからです。

実際に依頼してみて、それぞれの課題は解決されていますか?
コスミックエンジンにお願いして良かったと思う点を教えてください。

井上様:顧客目線で見やすく、使いやすく綺麗なECサイトになっています。
数値に裏付けされて、運用の効果が分かりやすくみられるようになったと思います。
当初の目的である、BtoCへの販路が拡大し、継続的・戦略的なプロモーションで売上が上がりました。

売上は、サイトリニューアル前から平均150%となっています。
売上アップできている最大のポイントは何だと思いますか?

井上様:常に広告やその他プロモーションの効果を計り、効果的な広告運用ができていることと、コンテンツ強化によるブランド認知度の上昇が、売り上げアップに繋がっていると思います。

ECサイト作成や運用を他社にお勧めする場合、どんな理由でお勧めしますか?

井上様:課題解決に向け一緒に考え、一緒に解決する姿勢で親身になってくれます。
専門知識も豊富で、頼れるパートナー的存在になると思います。

売上以外に、改善された部分はありますか?
好事例や良い変化の兆しが見える部分について、お話をお聞かせください。

井上様:広告の効果により雑誌やテレビなどメディアに取り上げられることが増えました。
ブランド認知度が上がっていると思われます。
また、ブランドの強みを活かした新商品開発にも繋がりました。

今後コスミックエンジンに期待したいこと、目標をお聞かせください。

井上様:目指すブランド像は、「オンリーワン」です。
食肉業界では「A5ランク、和牛」という括りの牛肉がここ数年急増しています。この格付けで最高とされるランクのものが、必ずしも美味しく、安全安心で、かつ消費者に好まれる牛肉であるとは言い切れなくなってきています。赤城牛・赤城和牛はブランドの強みを活かしオンリーワンと言われ選ばれ続けるブランド牛でありたい。
今後、そのブランド像を一緒に確立していって欲しいと思います。
目標は、売上300〜500%です!

Corporate Introduction

鳥山畜産食品株式会社 様

鳥山畜産株式会社様は、1948年に群馬県で農家から肉牛を買い付けて販売する家畜商からスタートした歴史ある会社です。法人化は1961年、今年で創立62年を迎えます。法人化したのち自社牧場を開設し、牧場での繁殖から肥育、加工、販売までの一貫管理を実現。 実は一般的に和牛生産は分業制のため、鳥山畜産株式会社様は群馬県のみならず日本でも有数の「肉用牛一貫経営牧場」です。その強みを活かし、JGAP認証、HACCP認証、JFS-B規格など安心・安全のための厳しい認証・規格を取得しながら、牛肉のおいしさを追及しています。 現在、国内ではブランド牛『赤城牛・赤城和牛』を販売し、海外にも「TORIYAMA UMAMI WAGYU」を事業拡大中。近年は全国の家庭へ販路を拡大すべくEC運営の強化に乗り出しました。